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アイビーメディカルインフォメーションシリーズ 前立腺癌PSA検診のすすめ

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血液でわかるPSA検査のすすめ

血液でわかるがんがある!

よく患者さんから、「血液でがんは判らないのか?」と聞かれます。がんの発育によって体内に増加する「腫瘍マーカー」と呼ばれる物質を測定すれば、がんの早期発見ができるのでは? と、お考えになるのでしょう。残念ながら一般的な答えは「No」です。腫瘍マーカーでわかるような場合には、すでにがんはかなり進行してしまっています。しかし、「前立腺がん」は唯一、血液検査で早期発見できるがんなのです。

PSA検査とブルークローバーキャンペーン

前立腺癌の腫瘍マーカーは「PSA(前立腺特異抗原)」といいます。一般的には4.0以下が正常値ですが、加齢とともに上昇する傾向がありますので、40~50歳代で3.0を超えるようであれば注意が必要です。

PSA検査は前立腺がん発見のきっかけとして大きな役割を果たします。最近、「ブルークローバーキャンペーン」という前立腺がん早期発見・早期治療を推進する運動が盛り上がりをみせており、「50歳を過ぎたら年に1回のPSA検査を」と呼びかけています。

前立腺がんは死なない?

ところが2007年8月、厚労省の研究班は、「PSA検査を市町村の住民検診として実施することは勧められない」とするガイドライン案をまとめました。PSA検診はすでに多くの自治体で採用されていますが、これを否定したものです。なぜでしょう?

実は、前立腺がんはかなりゆっくりと進行し、また好発年齢も65歳以降、自然に消えてしまうことすらあるという、おとなしいがんなのです。もちろん進行すればやがて転移し死亡しますが、高齢者の場合には他の病気で亡くなることも多く、検診で見つけたからといって、それが死亡率の改善にはつながらない、という判断のようです。見つければ治療しようと考えるのが患者の常。うがった見かたをすれば、医療費削減が大命題の厚労省としてはPSA検診で前立腺がんの診断・治療費が増大するのは望ましくない、とりあえず平均寿命くらいは生きられるだろうからPSA検診はしなくてもいいでしょう、とまで考えているのかもしれません。当然、学会はこのガイドライン案に反発しています。

前立腺がんは米国人男性の罹患率1位、死亡率2位という病気です。日本でもPSA検診や生活の欧米化のため急速に増加しています。死亡者数も最近10年間で1.5倍以上(年間約1万人)になっており、今後も増えることが予測されています。絶望的ながんではないにせよ、放置してよいか否かはよく考える必要があるでしょう。そのためには、自分が前立腺がんなのか否かを知っておかなければ始まりません。

前立腺肥大と前立腺がん―初期症状は一緒!

前立腺がんの初期症状は前立腺肥大と同様で、尿の勢いがなくなる、出にくい、尿の切れが悪い、トイレの回数が増える、などです。前立腺肥大は加齢による変化とも言え、程度の差はあるものの多くの男性がその状態になります。つまり、そのような症状が出たら前立腺がんの可能性もある、ということです。進行し骨に転移すると、原因不明の腰痛などを引き起こします。

PSAの検査料自体は420円(保険適用で3割負担の場合)です。1~2年に1度のPSA検査は、やはり「おすすめ」でしょう。

日本医師会ホームページより

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