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アイビーメディカルインフォメーションシリーズ 飲み薬で禁煙しよう!

飲み薬で禁煙しよう!

今までの禁煙治療

愛煙家の皆様、朗報です! 禁煙を手助けする「飲み薬」が出ました。今度こそ禁煙できるかもしれませんよ!

タバコの中のニコチンは、一種麻薬のような気分の変化(おいしい、くつろげる、などの幸福感)をもたらします。ニコチンがなくなると禁断症状が出るのは容易に想像できます.禁断症状はつらいので、ガムやパッチ(シール状の貼り薬)のニコチン製剤でその程度を軽くします。

・・・というのが今までの禁煙治療。「吸うという行為自体は100%ガマンしてね。そのうち慣れるから。そのかわりニコチンはあげますよ。」という攻め方の治療です。ガマンできるか否かは、結局個人の意志の問題です。

画期的薬剤-飲み薬で禁煙!

「いやいや、ニコチンが欲しくてタバコを吸うわけではない。煙を吸い込まなくても、『吸う』という行為自体がホッとくつろぐ精神的なゆとりの時間をもたらすのだ。」と愛煙家は言うでしょう。だからタバコが手離せないのだ、と。つまり、体内のニコチン濃度が下がると吸いたくなる(いわゆる禁断症状)という「身体的依存」ではなく、行為や動作自体を求める「心理的依存」が大きいのだ、という考え方です。

 しかし最近の研究では、この心理的依存もニコチンの作用であると考えられています。すなわち、身体的依存も心理的依存もニコチンを体の中に取り入れてしまうから起こるわけです。となると、ニコチンを補充するニコチン製剤では、身体的依存も心理的依存もある意味野放しにしてしまうわけで、禁煙できるわけがないように思えます。ニコチン製剤で禁煙できた人は意志の強い人、ということでしょうか。

 最新の飲み薬「チャンピックス」はニコチンを含んでいません。アメリカでは「画期的薬剤」として賞に輝きました.発売前の調査では、この薬を使用して65%の人(つまり3人に2人)が禁煙に成功したそうです。

「飲み薬」の作用

ニコチンの作用を椅子取りゲームに例えます。ニコチンが「椅子にすわる」と、脳内で作用するドパミンという物質が放出されます。これが喫煙の満足感を起こします。しかしニコチンは移り気で、すぐに席を立って(空けて)しまいます。この椅子はニコチンしか座れない専用のものなのですが、チャンピックスはどっかりと座ってしまいます。加えて、その場を離れようとしません。そうなると、もしもその後でタバコを吸っても、もうニコチンは椅子に座れない、すなわちニコチンとして働けない、ということになります。その結果、タバコを吸っても満足感が得られません.満足感が得られなければそのうちやめる気になるのが人間の性(さが)でしょう。また、ニコチン専用座席自体は空席がない状態になるので、空席を埋めるためにタバコを吸いたい、という気持ちも自然と抑えられるようです。

薬を飲むのは3~6か月ですので、その間にタバコのない生活に完全に慣れてしまえばよいのです。

保険で治療-禁煙外来のすすめ

当院では、禁煙をしたいと思っている方のお手伝いをする「禁煙外来」を行っています。飲み薬などを使いながら3か月間で完全禁煙を目指します。当院は禁煙治療を行う施設として認定されていますので、保険が使えます。費用の総額は(3割負担として)概ね1万5千円から1万8千円程度.薬代が全額自費だったらこの3倍はかかりますから、認定医療機関のほうがお得ですね。

 

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